ピル外来
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OC・ピル外来
OCは、経口避妊薬であり、今の日本で使える方法として、1999年6月性感染症予防対策を充実させることを前提にして正式承認され、皆さまに少しずつ理解して使っていただけるようになりました。
服用について
OC(ピル)は1日1回1錠をだいたい同じ時間に飲まなくてはなりません。
習慣にすれば特に飲みにくいものではありません。
月経の1日目から飲み始めます。
薬は2日以上飲み忘れると作用がなくなりますので、一度月経を待ってまた新しいシートから始めます。
飲み忘れずにきっちりと飲むとシートの最後の週に月経が毎月規則的に来るので、いつ月経が来るか心配することもありません。
ピルの主な作用
- 避妊
- 月経不順や月経過多の改善
- 月経前症候群の緩和
- ニキビの改善
- 卵巣がんの発症率の低下
- 子宮体がんの発症率の低下
など
トリキュラー(低用量ピル)
ピルは自由診療扱いのため、各医院、病院、薬局で料金は異なります。
当院での料金は以下の通りです。(税込)
(1カ月当たりの金額) | |
1カ月分:2,970円 | 2,970円 |
3カ月分:7,700円 | 2,570円 |
6カ月分:13,750円 | 2,300円 |
※半年~1年ごとに血液検査を行います。
※吐き気や胸のはりといったホルモンバランスの変化による副作用があります。
月経移動(月経を早める・遅らせる)
「旅行や結婚式など大切な予定と月経の予定日が重なるので周期をずらしたい」
そんな時はホルモン剤(ピル)の服用により月経を移動することが可能です。
月経を早める方法と遅らせる方法の2種類があります。
月経を早める方法
この場合月経がきてから1週間以内の受診が必要です。月経開始後3~7日目より10日間薬を服用すると、終了後2~3日で月経が始まります。
しかしめったにないですが服用後1週間も月経がこない方もあります。
月経を遅らせる方法
予定月経の7~10日前より薬を飲み始め、遅らせたい日程の最終日まで飲み続けます。
服用終了後2~3日で月経が始まります。1~2日後にくる予定の月経を遅らせることはできませんし、3週間以上遅らせることも無理があります。
アフターピル(緊急避妊薬)
避妊に失敗した時や性被害にあった時は、72時間以内にアフターピルを服用することで、妊娠を防ぐことができます。避妊効果は75%くらいと報告されています。
使用する薬は2種類あります。
レボノルゲストレル錠 9,000円(税込)+別途診察料
性行為から72時間以内に1錠服用します。
中用量ピル 4,000円(税込)
性行為から72時間以内に2錠、さらにその12時間後に2錠服用します。
レボノルゲストレル錠と比較して安価な一方で、吐き気、頭痛などの副作用が出やすくなります。